勇み足と停頓の間は、思いのほか。または期待外れの。もしくは想像通りの。
,Tokyo,Japan
Description
この作品は「感情」を水や作品が設置されている環境によって表象した作品です。
重度の知的障害者の方々の通所施設で絵画のボランティアをしていた時、朝に家族からネガティブなことを言われて、それを繰り返し口にしている方がいました。その方はその悲しい感情を繰り返し反芻していて、絵を描くどころではない状態。そのようなネガティブな感情が繰り返し訪れて他のことが手につかなくなる状態について関心を持ち、それを表象できないかと考えました。
上水ではなく下水を排水するという排水溝のややネガティブな側面を「ネガティブな言葉」の暗喩とし、言葉を受けて繰り返し溢れてくる感情を水で暗喩しました。ネガティブな感情で満たされた状態は排水溝から水が溢れた状態で、その水が引くと、排水溝の底部に設置されているスピーカーからネガティブな言葉が再生されて、再び排水溝から水(感情)が溢れてくる状態を繰り返す、インスタレーション作品として発表しました。
Artwork details | |
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作品名 : | 勇み足と停頓の間は、思いのほか。または期待外れの。もしくは想像通りの。 |
制作年 : | 2012 |
サイズ : | (W)5m x (L)5m x (D)3m |
素材 : | 木材、水、水槽、モーター、ホース、排水溝のふた、スピーカー、MP3プレーヤー、鉄 |
撮影 : |
Exhibition details | |
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展覧会名 : | TERATOTERA祭り2012 NEO公共 -ART |
期間 : | 2012.11.03 - 2012.11.04 |
場所 : | TERATOTERA, 井の頭公園, 東京 |