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Description

この作品テーマは高齢者介護です。

私たちの家族は長きにわたって父方の祖父母を在宅介護していました(祖父は3年間、祖母は10年間の介護を要した)。介護の最中、介護に対する考え方の違いや認知症になった祖父母とのやり取りによって、私たちの家族は気持ちが離れていき、バラバラになってしまったことで、高齢者介護について関心を持ち、日本の高齢者介護の現状をリサーチし始めました。そのリサーチによって私は「日本以外の東南アジア諸国でも高齢化が進んでいること、特に台湾は高齢化していること、台湾では高齢者に対する介護者の割合が少ないこと、台湾では介護保険がないため高齢者介護の費用が高いことなど、台湾の高齢者介護は日本と同じぐらい深刻な社会問題の1つであることを知りました。そこで私は台湾の高齢者介護もリサーチすることにしました。

幸運なことに、私は台湾の台北國際芸術村(台北市)に2019年1月から3ヶ月間滞在制作する機会を得ました。その機会を利用して、私は台湾の実際の現場で高齢者介護をリサーチしました。私は台湾の15個の高齢者施設(台北、新台北市、桃園県、新竹県、宜蘭県、花蓮県そして台東県)に行ってインタビューと撮影を行ないました。 最終的に、私はこの時にインタビューと映像を台北國際芸術村滞在の成果発表として展示しました。